トラックドライバーや車を運転している皆さん、熱中症対策は万全ですか?
ほぼガラス窓に囲まれていて、天井からも熱気が降りそそぐ真夏のトラックの車内は過酷そのものです。
一歩間違えれば深刻な問題となりえます。
そこで今回は「熱中症対策や真夏の車内を快適に過ごせるように必要なアイテムや対策グッズ」などを紹介します。
私は現役で25年以上トラックドライバーをしています。
その経験を活かして真夏の過ごし方を紹介します。
少しでも快適な環境で、過酷な夏を乗り切りましょう!

暑い夏に向けて早めの準備をしておきましょう!
熱中症のリスクとトラックドライバーの影響
トラックドライバーは、長時間の運転や暑い気候下での運転など、熱中症のリスクが高い職業の一つです。
熱中症は、体温調節機能が正常に機能せず、体温が上昇してさまざまな症状を起こす状態のことです。
- めまい
- 頭痛
- 吐き気
- 倦怠感
- 意識障害
などの症状が現れ、症状が進行すると命にかかわることもあります。
トラックドライバーにとって熱中症は、運転中の集中力や反応時間に影響を与える可能性があり、交通事故のリスクを高めることがあります。
熱中症を予防するためには、定期的に水分と塩分を補給したり、休憩をとって体を冷やしたりすることが大切です。

喉が乾く前に水分補給を行いましょう!
また、熱中症の初期症状に気付いた場合は、すぐに適切な処置を行うことが重要です。
熱中症を防ぐために涼しい場所での定期的な休憩に加えて
- 水分補給
- 塩分補給
- 涼しい場所での休息
などを行うことが必要です。
車内につねに飲み物は常備しておき、喉が乾く前に水分補給と塩分補給をできる状態にしておきましょう!

水分補給だけじゃなく、塩分も摂取してください。
熱中症対策の必須アイテム
水分補給編!
トラックの車内では、エアコンかけていても、大量の汗をかくので、こまめな水分補給と塩分補給が必要です。
なので、スポーツドリンクと塩分タブレットを常備しておくといいでしょう。
熱中症や脱水症状になってしまったら経口補水液がおすすめです。
経口補水液とは、スポーツドリンクよりも電解質濃度が高く糖分と塩分がバランス良く含まれていて、がぶ飲みするのではなく少しずつ飲み失われた水分と塩分を摂取できます。
いざという時のために車内に常備しとくと、便利です。


冷却対策編!
暑い時は冷たい飲み物が飲みたいですよね。
そんな時はクーラーボックスと保冷剤でいつでも冷たい飲み物を飲めるように準備しておくと、それだけでだいぶ快適です。
あと水筒に氷を入れて持ち歩くなどをおすすめします。


「クーラーボックスは大きいし邪魔だな」という人には24Ⅴにも対応している保冷専用ドリンクホルダーはコンパクトでおすすめです。

暑さ対策グッズ|扇風機・ひんやりタオルなど
真夏のトラックの車内は「エアコンが効いてないのかな」と思うほど暑くなります。
そこで手軽に使えるのが扇風機です。
USBで充電できる小型の扇風機が多数販売されているので、エアコンの冷風じゃ物足りないときなど、扇風機で補ってあげると多少ですが暑さ対策になります。
また車中泊の時などに扇風機があると非常に役立ちます。


ひんやりタオル(冷却タオル)もおすすめです。
ひんやりタオルは水に濡らして絞ったタオルをパタパタと振ると冷たくなり、首や頭などを冷やすことができるのでかなりの暑さ対策に最適だと思いますよ。
ただし水分が乾燥してしまったら効果がないので、ペットボトルなどに水を入れて常備しとくことをおすすめします。

その他の熱中症対策・アイテム
やはり何と言ってもエアコンが1番必要ですよね!
そこでエアコンを快適に使用するためにも、フィルターの掃除をこまめに行ってください。
フィルターにホコリがたまっていると風量が弱くなり、エアコンの効きが悪くなります。
なんかエアコンの効きが悪いなと思ったら、フィルターをチェックしてみるといいでしょう。
遮光カーテン
- 車中泊
- 待機
- 休憩
- 荷積み・荷卸し
運転中以外の時に遮光カーテンがあるとかなりの暑さ対策となります!
日陰で待機や休憩ができればいいのですが、そうもいきませんよね、そんな時は遮光カーテンを閉めるだけで日差しを防ぐことができます。


まとめ
熱中症対策には、まず睡眠をしっかりとる事と規則正しい生活が大事です。
と言ってもトラックドライバーはそのような規則正しい生活を取ろうと思っていても難しい職業だと思います。
なので熱中症対策には、まず喉が乾く前に水分補給をするように心がけて、水分補給だけじゃなく塩分補給もしっかりとりましょう!
熱中症かなと思ったら経口補水液を摂取してください。
暑さをしのぐアイテムとして、扇風機・ひんやりタオル・遮光カーテンなどを活用することをおすすめします!
夏の辛く過酷な車内を少しでも、快適に過ごせたら幸いです。



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